福井県理学療法士会
士会の紹介
福井県理学療法士会は、昭和50年3月17日(1975年)に9名の会員の尽力により発足しました。その後の医療情勢の変化により理学療法士の需要が急速に高まり、10周年(1985年)に28名、20周年(1995年)には121名、30周年(2005年)には323名、平成27年40周年(2015年)には会員数は814名となりました。
福井県理学療法士会は、平成21年3月22日に一般社団法人の認可をうけ、平成27年4月1日に公益社団法人の認可を受けました。本会の大きな活動の柱である社会貢献において特に力をいれ、県民に愛される理学療法士、県民に顔の見える活動をモットーに活動を進めてきました。まず例年実施されている理学療法展の開催、県民の健康をテーマに開催されており、テーマとしては、「姿勢と健康」、県内屈指のショッピングモールで開催しています。参加人数の増加が、福井県理学療法士会への期待の現れと感じています。
また新規事業で、ロコモティブシンドロームの講演会を県内市町村で実施しており、福井放送テレビで、日曜日朝の時間帯の、県民の健康を考える番組への出演も積極的に実施しています。県民への健康情報の提供として、福井県理学療法士タイムズを作成し,2,000部(ページ数12ページ)を、福井県庁、各市役所、福井県内の公民館、社会福祉協議会、福井新聞社、県内の高校、県士会員が所属する施設等に郵送しています。平成27年度に9号の発刊に至りました。タイトルを「はじける笑顔、輝く未来へ」とし、親しみやすさを強調した広報誌としました。
競技スポーツや障害者スポーツの分野では、全国高等学校野球選手権福井大会メディカルサポート、福井県障害者スポーツ大会 コンディショニングルーム協力や障害者スポーツ指導員初級講習会講師にも協力しております。最後に、福井国体が平成30年に開催されるため、国体準備委員会を立ち上げ、医療班の編成に協力し、またチーム福井の競技力アップにも貢献しています。
これまでの士会活動を振り返って
第一に、法人格の取得が挙げられます。ここまでの道のりは簡単なものではなく、昭和50年に発足した福井県理学療法士会が、士会の発足から34年の年月を費やし、平成21年3月22日に一般社団法人の認可をうけ、平成27年4月1日に公益社団法人の認可を受けました。法人格の取得は、発足当時の会員の夢であり、「大人の会への飛躍」を合言葉に公益活動を継続してきました。これまでの福井県理学療法士会の地道な活動が実を結ぶ結果となりました。
第二に、福井県理学療法士会事務所開設が挙げられます。この事務所に関しても発足当時から懸案であり、長年の夢である事務所開設は転換点となっています。事務所発足と同時に、事務員の配置を行いました。文書の作成、管理がスムーズに行われるようになり、理事会、拡大理事会等の開催にも、そのメリットの大きさを感じています。福井県理学療法士会の対外的な窓口として、大きな役割を担っています。年間予算900万円の会が、事務員を雇用することに対するリスクも感じないわけではありません。福井県理学療法士会のこれから未来に向けて、長年の経緯、過去を知っている我々会員が、形として事務所を残すことが重要と考えます。拠点づくりができたことは、今後の県士会のより一層の飛躍が期待できると思います。
士会の今後に向けて
福井県理学療法士会の広報誌の名称を、「はじける笑顔 輝く未来へ」としました。障害を持った人たちの「はじける笑顔」を求めて、我々理学療法士は活躍を続けており、また障害を持った人たちの「輝く未来」を描くために努力しています。この基本理念を、福井県民に伝える努力が必要であり、これからの理学療法士にも肝に銘じてもらいたいと思います。
我々理学療法士は、リハビリテーションを実施する専門職種として、病院や地域で、脳卒中や骨折後などの患者様を、生活に支障がないよう、歩く練習や立ち上がる練習をしています。また福井県は、平成30年開催の福井国体に向けて準備を進めており、その準備で理学療法士がその中心となって、国体参加のアスリートの医学サポートも実施しています。スポーツに興味のある「若人、集まれ」、全ての県民の「輝く未来へ」、福井県民の医療、保健、福祉に寄与することを目的に活動を行っています。
会長 堀 秀昭
名称 | 公益社団法人 福井県理学療法士会 |
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設立年 | 1975年(昭和50年) |
会員数 | 814名(2015年4月1日 現在) |
Webサイト | http://www.fpta.or.jp/ |
東海北陸ブロック