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50周年への御祝いの声

一般社団法人日本病院会 会長 堺常雄 様より

本日は、公益社団法人日本理学療法士協会 設立50周年記念式典にお招きいただき、大変光栄に存じます。一般社団法人日本病院会を代表しまして、ご挨拶申し上げます。

貴協会は、昭和41年に理学療法を通して、国民の医療・保健・福祉の増進に寄与するために設立され、本日、設立50周年を迎えられたこと、心よりお喜び申し上げます。

これまでのリハビリテーションの発展に対し、貴協会と関係者の皆様の多大なるご尽力に敬意を表するところでございます。

日本は国民皆保険のもと、世界一の長寿国となりました。しかし、平均寿命年齢と健康寿命年齢との差は、実際以上あると言われています。その意味でもQOLの維持が重要な課題となっており、医療・介護・在宅を問わず、QOLの維持向上に対し理学療法士の役割は非常に大きなものと考えております。

私ども日本病院会は、全国2420の病院が加入しており、多くの理学療法士の方が病院医療の質の向上に向け、日々チーム医療の一員として適切なリハビリテーションを通して活躍されております。団塊の世代が75歳以上となる2025年を10年後に控え、高齢者の方が自立した生活を送るためには、急性期から回復期、慢性期、在宅という医療の流れの中で地域でのケアがますます重要となってまいります。

このような中で、貴協会のご活躍の場も、今までの病院から広く地域へという更なる展開が望まれてくることと思っております。その意味でも医療の質の向上に向け、チーム医療の一員として理学療法士の役割はさらに重要になって参ります。

会員の皆様におかれましては、一層の研鑽を積まれ、2025年にあるべき医療・介護・福祉の姿を確立すべく、共に歩んでいけることを期待申し上げます。

最後に、公益社団法人日本理学療法士協会50周年を祝し、貴協会の益々のご発展を祈念しまして挨拶とさせていただきます。

50周年への御祝いの声
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