【47都道府県】全国の理学療法士会メッセージ

福島県理学療法士会

士会の紹介

1968年に発足した福島県理学療法士会は、日本で3番目に広い県土においてわずか8名の諸先輩方の熱意とご尽力により、現在までの士会の発展の礎を築く事が出来ました。現在は1,213名の会員数で東北では2番目の会員規模となっております。

福島県理学療法士会は「みんなの笑顔を作り出す」というミッションを掲げ、役員そして会員全員が一体感を持って活動しております。そしてそれを強力に推進しているのが“活性化委員会”という組織です。活性化委員会は、情報共有と人のつながりを作り、会員意見を活かしながら関係部門と協力し運営サポートを行っております。例えば会員同士のスポーツ活動を通しての交流活動の促進、そしてSNSの活用や会員向けアンケートの実施など一部局では出来ない活動を横断的に進めております。

また、公益活動として、高校生を対象とした病院見学会や介護関連事業所・施設を対象とした介助技術の無料講座などを長きにわたって活動しております。また、最近ではMST(メディカルサポートチーム)が発足し高校野球を始めとして、バスケットボール、マスターズ駅伝、サッカーなど多岐にわたるスポーツ障害に対してのメディカルサポートに参加しております。医師や各団体とも連携し、障害予防の普及活動に士会としても貢献しているところです。

そして2011年3月11日の東日本大震災では、多くの被災者の支援活動に士会としても参加し、現在もなお被災者と寄り添いながら生活を支える活動を続けております。まだまだ多くの課題を抱えておりますが、我々福島県理学療法士会は“みんなの笑顔をつくりだせる”まで常に一致団結して活動を推進していきます。

  • みんなの笑顔を作り出す
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    士会員が参加してのマラソン大会です。「みんなの笑顔」を作り出しています

  • 避難所支援活動
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    東日本大震災の際の避難所での支援の様子です


これまでの士会活動を振り返って

当士会として一番の印象に残っている活動は、2008年7月19日福島市で開催された創立40周年記念式典の開催です。これまでの諸先輩方や多くのご支援者のご尽力に感謝と敬意を表する目的で開催され、会員は勿論、来賓の方々も含め約160人の方々にご参列頂きました。式典の中では、私の父でもある初代会長故山口二郎、2代目竹村和様、3代目大河原和夫様に特別功労賞の表彰が行われました。これまでの福島県理学療法士会の歩みを振り返り、新たな未来に向かって進むための大きな転換となる一日でした。

また、もう一つの大きな出来事としては、2009年8月に会長職を務めながら出馬した第45回衆議院議員総選挙で初当選した事です。これは、私個人、当士会はもとより日本の理学療法士全体にとっての大きな転換点となったのではないかと思っております。社会情勢が変化していく中で国政の中枢で活躍する理学療法士が誕生した事は、大変大きなインパクトとなり、多くの理学療法士が日々の臨床業務だけはなく、広く社会に目をむけるきっかけとなることができたと思います。

  • 創立40周年式典
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    福島県理学療法士会創立40周年式典の際の集合写真です


士会の今後に向けて

福島県理学療法士会は多くの諸先輩方のご尽力、そして関係団体、県民の皆様のご理解とご支援を頂き、ここまで歩む事ができました。そしてこれからの士会活動についてはこれまでの活動の経験を最大限に活かしつつ、新たなビジョンを掲げて活動を進めていくところであります。「私たちの10年ビジョン」と名づけたビジョンのキーワードがあります。①だれもが安心して生活できる社会(地域)の実現、②より信頼される福島県理学療法士会、③地域づくりへの参画、④教育力、⑤人間力、⑥組織力、⑦発信力、⑧情報活用力の8つになります。これらのビジョンの達成に向けたアクションプランを各部局ごとに掲げて現在活動を推進しております。

特に2025年に向けた地域包括ケアシステムにおいては、士会の重点項目に位置づけ先のビジョンと重ね合わせながら進めております。広い県土において理学療法士の偏在化の課題もありますが、県内隅々まで理学療法士による支援がいきわたるよう士会としても各会員と関係機関と協議をしながら進めている所です。

今後も福島県理学療法士会の活動を発信し続けて参りますので、ご理解とご支援の程宜しくお願いいたします。


一般社団法人 福島県理学療法士会
会長 山口 和之
概要
名称一般社団法人 福島県理学療法士会
設立年1968年(昭和43年)
会員数1,213名(2015年4月1日 現在)
Webサイトhttp://fukushima-pt.com/
福島県理学療法士会の思い出レポート一覧
東北ブロック
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