【47都道府県】全国の理学療法士会メッセージ

1998年 全研

第33回日本理学療法士協会全国研修会

大会テーマ 「運動療法に関する最新の基礎医学」

第33回全国研修会は平成10年10月15、16日に米子市で開催した。4年半前の平成6年3月に準備委員会を立ち上げスタートしたが、手を挙げてみたものの最初は雲をつかむような話で非常に不安であった。当時の鳥取県士会会員数は100人に満たず、同年に開校した県内で唯一の養成校の学生を運営スタッフとしてあてにしなくてはいけないような状況であったし、会場(米子コンベンションセンター)はまだ建設中で、下見に行ったときは皆ヘルメットをかぶって説明を受けるような状況だった。

企画は今と比べればいたってシンプルで、特別講演2本(内1本は市民公開講座)、シンポジウム3本、セミナー3本という内容であった。いざ本番を迎えると、あいにく台風が近づいてきてしまい、日頃の行いの悪さを後悔したが、最終的には予想を上回る1,200人を超す参加者があり、スタッフ一同胸をなで下ろしたものである。一番思い出深いのはレセプションであるが、会場はバスを手配して近くのホテルにて行った。鳥取県といえば蟹ということで、蟹料理と地ビールをメインにした「山陰の味覚蟹三昧」という企画で行った。用意した蟹、地ビールともすべてなくなるほど大いに盛り上がったが、会場が大変蟹臭くなってしまった。

研修会は2日間とも大きなトラブルもなく順調に終了した。閉会式後にロビーにて市内の保育園児による「がいな太鼓」の演奏で皆様をお送りしたが、かわいい演奏を聴きながら胸が熱くなったのをはっきりと記憶している。

この大きなイベントを経験したことで県士会の団結力がいっそう高まり、後の士会法人化、連盟設立へとつながって行ったと思う。

最後になりますが、日本理学療法士協会設立50周年を機にますますの発展をめざし、協会員一丸となって共に頑張っていきましょう。

 

社団法人 鳥取県理学療法士会
第33回日本理学療法士協会全国研修会 準備委員長

福井 健一




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