新潟県理学療法士会
士会の紹介
年間100名以上の新入会員増により、現在(2015年8月現在)1,400名の会員数となっています。縦に長い本県は、北から下越・新潟・佐渡・中越・上越地域と広範囲の施設にわたり会員が所属しています。今年度(27年度)に理事選挙が行われ、会員の増加や多岐にわたる社会のニーズに適応するための新しい組織体制が構成されました。具体的には、副会長を2名から3名とし、「地域包括ケアシステム推進部」、「就業支援部」、「スポーツ活動支援部」、「ブロック事業部」を増やし11部局から14部局とし、組織強化を行いました。以下6項目の強化を推進しています。
1.県民への理学療法の啓発・普及活動の強化
2.官公庁及び友好団体との協力・連携の強化
3.卒前・卒後教育、生涯学習の推進、学術誌、学会・研修会等の活性化の強化
4.公益法人としての活動の強化
5.理学療法連盟への協力体制の強化
6.地域包括ケアシステムにおける多職種連携の強化
これまでの士会活動を振り返って
昭和46年に新潟県理学療法士会を16名で発足させてから今年で45年になります。当時の様子を知る会員も少なくなりました。新潟県理学療法士会のターニングポイントは45年の歴史の中にいくつかあります。その一つが、創立当時より職能団体として立ち上がっていなかった作業療法士を交えて、合同研修会を毎年実施してきたことです。二つ目は、昭和52年に日本理学療法士協会の第16回現職者講習会に奈良勲氏を講師にお招きして、新潟で開催したことです。三つ目は、昭和58年からリハビリテーション医の先生を交えて、新潟県リハビリテーションセミナーを今日まで毎年開催してきたことです。四つ目は、平成8年に社団法人の認可をいただいたことです。五つ目は、平成19年の第42回日本理学療法学術大会の新潟開催があげられます。六つ目は、平成21年に活動の拠点としての事務所を購入し、財務処理を専属会計士に委託したことが活動の幅を大きくすることになりました。最後に、平成24年に公益社団法人の認可をいただき、公益活動が開始されたことです。
創立から今日までに5回の周年記念式典と4回の関東甲信越ブロック学会を開催してまいりました。平成8年に法人設立総会を開催して内外にアピールしました。平成9年に日本理学療法士協会第32回全国研修会を、県知事に出席をいただき県民会館にて開催しました。この10年間は医師会や看護協会のみならず、多種団体と友好関係を結びながら協力し合い、連携を深めてまいりました。平成16年に発生した中越大震災は、全国から寄せられた義捐金によって手探りの状態から被災者支援活動を開始しました。その後の中越沖地震には、被災者支援活動を3年にわたって実施しました。2順目の国体を成功させるためにサポート班を組織して「トキめき国体」「トキめき大会」のサポート活動を実施しました。平成25年には全国病院学会と「在宅ケアを支える診療所・市民全国ネットワーク」に協力し企画及び運営を任されました。
士会の今後に向けて
我が国の総人口が減少する中で、都心部の高齢者人口率が上昇し、地方の人口率が著しく減少する時代に向かっています。今後は、地域・市町村における独立した医療および介護の総合的なシステムの推進が求められます。2025年の在宅ケア推進、地域包括ケアシステムの確立を目指して、我々理学療法士・会が活動を強化してゆく必要があります。常に社会のニーズに適応するために、今できる事を行い、未来に行わなくてはいけない事を準備して、確実に前に進んでいきます。
住民の皆さんへのメッセージ:我々理学療法士は、病院や施設に留まらず、地域・市町村で「運動」と「生活活動」の専門家として皆さんの豊かな生活を支えていきます。
会員の皆さんへのメッセージ:理学療法士の職域拡大、社会的地位向上のために将来を見据えた活発な活動に取り組んでいきます。会員の増加と社会のニーズ適応できるために組織体制を見直し、役割・到達目標・アクションプランを明確にし、会員の皆さんとの双方向的な対話を行いながら進めていきます。
会長 佐藤 成登志
名称 | 公益社団法人 新潟県理学療法士会 |
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設立年 | 1971年(昭和46年) |
会員数 | 1,288名(2015年4月1日 現在) |
Webサイト | http://nipta.jp/ |
関東甲信越ブロック