【47都道府県】全国の理学療法士会メッセージ

宮崎県理学療法士会

士会の紹介

当士会の活動運営は5つの局より20の部を機能させ、特に学術局においては7つの専門研究部会をおいて各専門分野での事業活動を行っております。又、近年では、地域包括ケア推進において行政や医師会をはじめとする多職種連携をそつなく行えるように作業療法士会や言語聴覚士会との密接な係わり合いを持ちながら医療、介護施設関連はともかく地域支援事業でのリハビリ専門職としての支援活動をネットワーク化して実践できるような穏やかな人脈作りと団体関係を築くものとして現在組織一丸となって運営しております。


これまでの士会活動を振り返って

宮崎県理学療法士会の歴史を振り返ってみますと昭和48年に任意団体として産声を上げてから平成27年度で42年を迎えようとしています。初代会長は、当県のリハビリテーションの啓蒙に仁慈を費やし本県の地域リハビリテーション(訪問リハビリテーション)の意義の基盤を築かれました。2、3代目に於かれましては理学療法士の学術的研鑽の向上に意を注がれ、そして4、5代目での連携において宮崎県での医療、介護、福祉に渡り積極的支援参画を致して参りました。そして期が熟した平成23年5月に初代会長の念願でもありました“第46回日本理学療法学術大会”を宮崎市において、「~リハビリテーション未来図~」のテーマで開催することが出来ました。 この年は日本歴史の中で忘れることの出来ない3.11 東日本大震災が発生した年であり、5月開催の時を持して大会運営側として滅多にない心情変化を覚えたものでした。しかしながら暗雲立ちこめる雰囲気の中、『がんばろう 日本』を合い言葉に希望だけは消さずに運営企画を進めたことがまだ記憶に新しいところです。そして更に大会中に台風の接近等アクシデントの中それでも成功し、冥利に尽きる大会として評して頂いたことに謝するごとく大会役員一同涙したことが良き思い出となりました。この大会を期に宮崎県理学療法士会の人的運用はかなりのネットワークと協調性が加わり、現在の地域支援活動に対しての迅速な対応や更なる学術的な団体としての向上が期待できる士会に成長していけていると感じます。今後の更なる人為的連携スクラムを強化していきたいと節に願います。


士会の今後に向けて

会員の方々に対しましては、情報共有のスムーズ化に伴う事務局機能の強化を理解していただくと共に、会員の方々への学術的な研鑽の場をいかに効率的に提供できるかを役員一同考えて運営しております。今後は施設勤務を行いながら地域でのリハビリテーション活動(特に予防事業)に連動出来るような人材育成が急務とされます。私達理学療法士は個別運動というグランドを得意とする職種で売ってきましたが、地域活動では集団予防リハ等のサークルを相手に出来る人材が必要です。会員に皆様、これから経験を積まれていく中で是非とも地域支援活動に目をむけて地域包括ケア推進のお手伝いをお願い致したいと思います。

国民の皆様に対しましては、医療施設や介護施設等では理学療法士の存在は知られているとは思いますが、公共の場や公民館等でのリハビリ活動しているのはご存じではないかと思います。私達は障がいをもつ方を医師の指示の元でリハビリテーションを行ってきたリハビリテーション専門職で、“運動の専門家”でありますが、障がいを持たない方々への予防の意味でのお手伝いを運動という形で協力することは出来ます。是非、これから皆様の身近な場所で理学療法士が一緒になって元気になる運動を行うことがあると思いますから、これからも理学療法士をよろしくお願い致したいと思います。

  • 第1回 介護予防キャラバン
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    第1回の介護予防キャラバンを宮崎県の臍と呼ばれる西都原古墳郡のある「西都市」で開催しました。内容は、“腰痛予防”に関しての講演と“はつらつ体操”を会場の皆様で行い、フロアーでは握力測定やリハビリに関する相談コーナーを設け参加された市民の皆様には「宮崎県理学療法士会入りのタオル」と「西都市名産のピーマン」を差し上げました。

  • 介護予防キャラバンの講演
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    介護予防キャラバンにおいて、当士会理事が市民の皆様向けに“あなたの腰は大丈夫ですか?~介護から腰を守るために~“と題して講演と参加市民の方に登壇してもらい実際の手技による肩や腰の痛みの改善や可動域の拡大を体験してもらいました。


一般社団法人 宮崎県理学療法士会
会長 中田 洋輔
概要
名称一般社団法人 宮崎県理学療法士会
設立年1973年(昭和48年)
会員数979名(2015年4月1日 現在)
Webサイトhttp://www.miyazaki-pta.com/
宮崎県理学療法士会の思い出レポート一覧
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