千葉県理学療法士会
士会の紹介
千葉県理学療法士会の特徴として、私が認識していることは、大きく3点です。
平成19年度から、県内のリハ医の団体、作業療法士、言語聴覚士と共同で、県民向けの公開講座を継続して毎年実施していることをはじめ、当会では他の職能団体と協働する姿勢が継続されていることが特徴の一つと思っています。
これまで、認知症や地域生活期、等に関する研修事業を3士会合同で開催したり、昨年度からは医師、看護、ケアマネも含め、災害リハに関する組織化を図ったりしており、3士会の役員等は一緒に飲みに行く機会も多く、良い関係が構築されているのが当会の特徴と言えるでしょう。
また、当会の歴史の中で、会の設立当初から女性の活躍が大きかったことも特徴の一つと思っております。現在の理事は男性のみなので残念なのですが、県士会学会でお子さんの同伴での聴講をOKとしたり、少しずつ新しい動きも始めています。小さなお子さんを抱えている女性会員の学術活動をサポートする動きを今後も進めていく予定です。
公益事業活動も盛んです。歩行年齢測定会を全県で開催し、昨年度は約2,000人の一般来場者をいただいております。これ以外に、障害者スポーツのサポートや高校野球児のサポート事業、小中学校での車いす体験や公民館での転倒予防講座など、幅広く活動しています。
これらの上で、現在特に力を入れているのは、士会活動をより県民の皆様に身近に展開できるように、また地域包括ケアの構築に寄与できるように、2次保健医療圏域や市町村別の支部設立への取り組みです。この取り組みが完成すること、当会は大きく変わると思います。
これまでの士会活動を振り返って
千葉県理学療法士会は本年度で設立45周年を迎えます。この中で、現会長を拝命しております私は、理学療法士の資格を取得して以来22年間を過ごしてまいりました。
私の記憶の中で、当会の大きな転換点は、平成21年10月1日に一般社団法人となったことではないかと思っております。当会は昭和46年8月に、わずか8名の理学療法士により結成されたと聞いております。それが法人化の際には、2,100名を超える会となっていました。法人格を取得したことにより、会としての責任、そして影響力が大きくなったと理解しております。
そして、何よりも「今」こそが千葉県理学療法士会の転換期であると感じています。今年度中には会員数が4,000人に到達すると予測される中、昨年度より本格的に圏域・市町村別の支部化を進めております。これが完成すれば、会員にとってより身近で、県民の皆様にとってもより見えやすい有用な会になると考えております。
これまで諸先輩方が築かれてこられた歴史を引き継ぎ、発展させるこの動きをしている今こそが当会の大きな転換期と言えるでしょう。
士会の今後に向けて
自画自賛ではありますが、理学療法士の仕事は、その多くが世の中の他の職種などでは対応できない素晴らしいものだと思っています。一方で、理学療法士という職業やその内容は、果たして市民権を得ているかというと、残念ながら未だ道半ばと言えます。
そこで、千葉県理学療法士会では、わかりやすい会、入っていて良かったと思える会、県民・行政から必要とされる会を目指し、さらに県民誰もが理学療法士を知っている、そんな学術性と公益性が高い職能団体を目指し、Scrap & Build且つ温故知新の発想でいろいろと議論をし、試行錯誤の取り組みを展開しています。
上でも述べましたが、支部化を推進することができれば、この「より身近さ」が推進すると思います。是非、ご期待ください。
そして、会員の皆様におかれましては、皆さんも「自分の会」と考え、一緒に活動しましょう。
一般社団法人 千葉県理学療法士会
会長 田中 康之
名称 | 一般社団法人 千葉県理学療法士会 |
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設立年 | 1971年(昭和46年) |
会員数 | 3,492名(2015年4月1日 現在) |
Webサイト | http://www.chiba-pt.org/ |
関東甲信越ブロック