【47都道府県】全国の理学療法士会メッセージ

1976年 全研

第11回日本理学療法士協会全国研修会

大会テーマ 「歩行」

昭和44年、第4回日本理学療法士学会を当時、会員20人余で成功させ、士会員同士の交流も深まりその活動は活性化に向かっていました。なかでも兵庫県政100周年を迎えその記念として位置づけられ開設された兵庫県リハビリテーションセンターは規模も大きく、当時その先端を行くリハビリ専門病院として多数の理学療法士、作業療法士を擁しており、学術面においても兵庫県士会活動の中心となっていました。そのような状況の中、協会本部学術部長の奈良勲先生からこのリハビリテーションセンターで第11回全国研修会開催を引き受けてくれないだろうかという依頼がありました。

しかし検討の結果、全国研修会となれば参加者も多く交通の便などを考慮して、兵庫県理学療法士会が全力を挙げこれを担当することになり、会場を明石市民会館中ホールで開催することに決定しました。

日程は昭和51年9月24~25日の2日間で、プログラム構成はメインテーマ「歩行」に関する特別講演3題を著名な先生方にお願いし、一般演題は会員のシンポジスト5人に発表していただきました。

各先生方にご依頼するにあたっては、当時リハビリテーションセンター院長の澤村誠志先生に大変ご尽力いただきました。参加者は370有余名でありました。

会場は明石海峡に面しており、目の前には淡路島をのぞみ、その先は四国へとつながっております。長年この海峡に地域の人々は橋が架かることを望んでおりました。しかしその困難さゆえ当時は「夢の架け橋」と呼ばれておりました。そこで、私はこの度の研修会が全国の理学療法士会員の交流が夢ではなく真の「架け橋」となって協会が発展していくことを願い、第11回研修会閉会の言葉といたしました。

その夢の架け橋であった明石海峡大橋はそれから22年後の平成10年3月に完成しました。橋と同様理学療法士会の交流も活発に行われ協会が今日のように展開しましたことを感慨深く思います。

 

一般社団法人 兵庫県理学療法士会
第11回日本理学療法士協会全国研修会 大会長

古賀 友彌

 

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