第38回日本理学療法学術大会
大会テーマ 「科学的根拠に基づく理学療法(Evidence-based Physical Therapy:EBPT)」
1998年に長野オリンピック・パラリンピック冬季競技大会が開催され、コンベンション施設や交通網が整備されたことと、両大会で開設された選手村診療所理学療法室の準備・運営で培った経験や団結が学会招致への自信となり、2003年の学術大会開催を目指すことになりました。
多くの関係各位のご指導・ご協力と会員一人一人の個性とチームワークで約4年間の準備活動を行いました。主会場のビッグハットはアイスホッケー会場として建てられた施設であり、その他の会場も量的に十分とは言えず、会場設定にとても苦心しました。工夫して、主発表会場と機器展示・総会選挙を同じフロアーで実施し、その周りのフロアーをポスター発表会場にして実施しました。
基調講演、特別講演、シンポジウム、ワークショップやPEDro体験コーナーの企画は、日本の理学療法にEBPTをより浸透させるものであったと思います。また、当時過去最大の865題の発表では、初めて採用したコンピュータプレゼンテーションを口述発表者の約70%が行いました。発表者のご協力と綿密な準備によりほとんどトラブルなく実施することができました。その他、演題募集から査読・演題審査・座長依頼、プログラム集・抄録集・運営マニュアルの編集、協賛・広告・展示・ランチョンセミナーの依頼と運営、運営スタッフの募集と割り振り、レセプション、各種会議、受付・接待や各会場の準備と運営、初めての方法による協会役員選挙、事務局・財務局業務など、すべてにおいて、苦労も多かったと思いますが、これらの企画や大会の運営は、参加者や関係の皆様より好評をいただくことができ、運営に携わった多くの士会員からも学術大会を行って良かったという声を多く聞くことができました。また、大会の記録として、学術大会報告書と準備委員の回想記や裏話集など興味深い情報満載の第38回日本理学療法学術大会報告集「オコジョの足あと」が長野県士会より発行されています。
一般社団法人 長野県理学療法士会
第38回日本理学療法学術大会 大会長
中澤 住夫
シンボルマーク
長野県の豊かな自然を象徴するアルプスとオコジョをデザインしたシンボルマーク
開会式
開会式[ビッグハット]
ビッグハットメインアリーナ
メインホールと機器展示を同じフロアで実施
成功のダルマ
左から、中澤大会長、大槻準備委員長、原田士会長
長野県理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る