第37回日本理学療法学術大会
大会テーマ 「医療環境の変化と理学療法」
2002年、FIFAワールドカップ・日韓合同開催に日本中が沸き上がっている中、同年7月、第37回日本理学療法学術大会が静岡市のグランシップで開催されました。 本大会は石井俊夫大会長のもと約4年の歳月をかけ、静岡県理学療法士会の総力を結集して開催された学術集会です。既に13年の歳月が経ちましたが、学会評議員会への対応、協賛賛助と新企画の準備、当日運営など、役員諸氏とともに企画準備に奔走したことが昨日のことのように思い出されます。その甲斐あって多くの企画が参加者を魅了でき、素晴らしい学術交流ができたと思っています。
カリフォルニア工科大学教授・下條信輔先生の特別講演『認知神経科学の基礎と動向』では、メイン会場が満席となり、急遽500名収容のサテライト会場を設置したことが思い出されます。下條先生とはe-mailで何回も意見交換しましたが、先生の帰国に合わせてお会いしたとき、理路整然としたお話と溌剌とした姿が瞼に浮かびます。
また、『ワークショップ』『インターネット演題発表』『ランチョンセミナー』などの新しい企画にチャレンジしました。ワークショップは7つの専門領域と連携し、各分野の論客10名による白熱した討論が繰り広げられたのですが、会場には多くの参加者が詰めかけ、溢れる参加者を誘導するのに苦労したことが思い出されます。インターネット演題発表は多数の質疑応答が行われ、一部の演題に限定された形でしたが、来場できなかった会員にとって、有意義な意見交換ができたと思います。
最後に「ウェルカムパーティー(レセプション)」では過去に例をみないほど多くの参加者が集い、静岡らしい「大道芸」などの余興を楽しみながら懇親を深めることができたと思います。大会終了後、学会評議員の厳しい先生方より賞賛のメッセージが多数届けられ、完全燃焼した大会の幕を閉じることができました。
一般社団法人 静岡県理学療法士会
第37回日本理学療法学術大会 準備委員長
内田 成男
ワークショップ:白熱討論
会場を埋め尽くした参加者、中央では各専門領域の論客による白熱した討論が繰り広げられました。
インターネット演題
インターネットを活用したオンライン・ミーティング。予想以上に活発な質疑応答がなされました。
市民公開講座
多数の市民が参加し、車椅子での入場者も満席状態となりました。
ウェルカムパーティ
過去最大規模の参加者、素晴らしい懇親の場を提供できました。中央は特別講演の下條先生と筆者。
静岡県理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る