50周年への御祝いの声

厚生労働大臣　塩崎泰久　様より

公益社団法人日本理学療法士協会設立50周年記念式典が開催されるにあたり、一言お祝いの言葉を申し上げます。

貴会におかれましては、昭和41年の設立以来、会員の皆様をはじめ関係者の皆様のたゆまぬご努力により年々発展を遂げられ、今日まで50年の永きにわたり、保健医療の向上と国民の健康の維持に大きく貢献してこられました。貴会のこれまでのご尽力に対し、心から感謝いたします。

ご承知のとおり、我が国の医療を巡る環境は、急速な少子高齢化、医療技術の高度化、これに伴う国民の医療サービスへの需要の多様化など大きく変化しており、国民の医療に対する安心・信頼を確保し、質の高い医療サービスを安定的に提供できる体制を構築することが重要な課題となっています。

厚生労働省においては、各医療従事者が高い専門性を発揮しつつ、業務を分担しながら互いに連携する「チーム医療」を推進しており、患者の運動機能を維持する理学療法等リハビリテーションの果たす役割や、これに対する国民の期待は、今後ますます大きくなっていくものと思われます。このような状況の中、貴会がリハビリテーションに従事する皆様の資質向上のために積極的な取組を進められていることは、大変心強い限りです。

また、本日、理学療法業務功労者として栄えある表彰を受けられる34名の皆様は、長年にわたり我が国の理学療法の質の向上と発展に貢献されてこられました。ここに、そのご功績に対し深く敬意を表し、心からお祝い申し上げます。皆様が更なる研鑽に努められ、より一層国民の期待に添うリハビリテーションを提供されることを願う次第です。

最後になりますが、貴会のますますのご発展と皆様のご健勝、ご活躍を心より祈念して、私のお祝いの言葉とさせていただきます。