1990年
全研
広島県理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る
第25回日本理学療法士協会全国研修会
大会テーマ 「理学療法の専門性~その将来を探る~」
広島県理学療法士会は1971年3月21日に設立総会が開催され初代会長として当時広島大学付属病院勤務の中野幸吉氏が選出され正式に発足しました。その後10年ごとに記念事業の一環として全国学会と全国研修会を担当してきました。設立10年の記念事業として第15回日本理学療法士学会を誘致し、設立20年の記念事業として第25回全国学術研修大会を、設立30年の記念事業として第36回日本理学療法学術大会を広島に誘致しました。
第25回全国学術研修会は1986年の広島県理学療法士会定期総会において広島に誘致することが決議され、それから4年の歳月をかけて準備され、1990年10月18日からの2日間かけて広島国際会議場で開催されました。本研修会のテーマは「理学療法の専門性~その将来を探る~」であり、馬場久夫研修会長のもと、今は閉校となった「呉リハ学院」の学生の協力と県士会員総出で運営に当たったことが懐かしく思い出されます。この頃は会員の顔も一人ひとり見えており、全員が一丸となって「手作り」の研修会が開催できたと自負しています。
この研修会で一番印象に残っているのは研修会のレセプションとして会員による本格的な芝居「リハビリ夜明け前」が上演され、“歌って踊れる理学療法士”の本領を発揮し、参加者をうならせたことです。また、研修会最終日には4分科会で討議した成果を「広島アピール」として高らかに、格調高く宣言したことです。
社会のニーズに応える「専門性」の重要性を広島アピールとして宣言したことは20数年経った今でも広島県理学療法士会の財産であると思っています。
公益社団法人 広島県理学療法士会
第25回日本理学療法士協会全国研修会 準備委員長
佐々木 久登
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