第31回日本理学療法士学会
大会テーマ 「理学療法の基礎」
本学会は、当県士会が東海理学療法士会から発展的に分離設立(1979年)して、最初の担当学会(開催:1996年5月16・17日、会場:名古屋国際会議場)であった。学会のメインテーマを「理学療法の基礎」としたねらいは、医療分野の高度化、専門化が社会的に要求される中で、理学療法がより科学的な学問として体系づけられ、かつ発展させるためには、臨床理学療法に加えて、基礎医学を基盤とした学問体系の充実が必須と考えたからであった。1992年6月の当県士会の理事会で学会の誘致及び予定者(学会長野々垣嘉男氏)を承認、直ちに準備委員長(鈴木重行氏)を中心に、士会全員の一致協力を得て、学会開催までに実に4年間の準備作業を展開した。その成果は、口述(384題)、ポスター(130題)、ビデオ(9題)、指定演題(6題)、セミナー(2題)、シンポジウム「運動機能」、特別講演、機器展示(74社)が集まり、参加者が約3,000人という盛会で開催することができた。学会終了後の慰労会では、学会長、準備委員長をはじめ運営委員全員の顔には、学会を成功させた達成感で溢れ、眼にはうっすら涙が滲んでいたことを今でも忘れない。そして、本学会を契機として、士会の組織力はさらに強く拡大したことはまちがいないことであった。そして、本学会で作成した学会マニュアルは、17年後の第48回日本理学療法士学会(鈴木重行学会長、青木一治準備委員長はじめ当県士会担当)に貴重なガイドとして引き継がれたのである。
公益社団法人 愛知県理学療法士会
第31回日本理学療法士学会 副学会長
岡西 哲夫
学会準備委員会の一コマ
学会開催までに、実に4年間の準備作業を展開した。
学会受付風景
学会受付風景 参加者は約3,000人という盛会であった。
開会式での野々垣学会長挨拶
開会式での野々垣学会長挨拶 学会メインテーマは「理学療法の基礎」とした。
学会レセプション
招待者との和やかな団らんと会員相互の交流が繰り開かれた。
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