1977年
学術大会
北海道理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る
第12回日本理学療法士学会
大会テーマ 「地域医療と理学療法」
昭和52年6月9日・10日の両日にわたって開催されました。一般演題120題という当時としては非常に多くの研究発表があり学会が盛会に行われました。北海道大学整形外科の松野誠夫教授(テーマ「脊柱側湾症の治療から特に理学療法に関して~」)と札幌医科大学整形外科の河邨文一郎教授(テーマ「地域社会と理学療法」)による特別講演を行いました。2日目のシンポジウムでは「地域医療と理学療法士の使命」と題して、行政・医師・看護師の立場からの発言をいただき、我々理学療法士が常に考えていかなければならない問題をテーマとして多くの貴重な意見を頂戴しました。まさに今、我々が直面している地域包括ケアシステムについて、既に想定されていたかのような企画だったと今更ながら考えております。
この大会を期に単独に発行していました学会誌は、第13回大会から当時の機関誌「臨床理学療法」に統合発刊されることが学会評議員会で決まった節目の年になっています。これは、学会誌の発行費用が大会主催者にとって大きな負担になっていたためで、この軽減を図るための措置として行われました。
また、当大会には北海道理学療法士会会員90名の殆ど全員が出席し、北海道理学療法士会会員の団結の強さを示しました。
公益社団法人 北海道理学療法士会
第12回日本理学療法士学会 準備委員長
福田 修
開会式で石丸隆治厚生省医務局長にご挨拶を頂きました。
受付でスタンバイする酒井会員と南波会員。今や北海道理学療法士会の重鎮として次世代役員を指導してくれます。
第12回学会抄録集の表紙です。
札幌医科大学の河邨文一郎教授に特別講演頂きました。司会は当時の日本理学療法士協会の協会長(故:松村秩)でした。
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