第40回日本理学療法学術大会
大会テーマ 「臨床的感性からの創造」
◆第40回記念大会
第40回という節目の学術大会として、林 義孝 大会長のもと、国内でも有数のイベント会場である大阪国際会議場(グランキューブ大阪)において平成17年5月26日(木)から28日(土)までの期間、大阪府理学療法士会が担当し開催いたしました。学術大会における採択演題数は1,242題、大会期間中の参加者は5,300名を超え、当時としてはいずれも歴代最多を記録しました。なお、平成17年当時の協会会員数は4万余名でした。
◆学術大会のテーマ
理学療法の臨床・教育・研究活動においても、その基盤を社会的要請に応えることができうる臨床的感性に優れた視点で、病気ではなく病める人を診ることのできる、科学性を備え持つ人間性あふれる理学療法士による『理学療法学』の確立に焦点をあてました。これらの認識に基づき第40回日本理学療法学術大会のテーマを『臨床的感性からの創造』とし、「臨床的視点」を重視した30セッションを超える講演、シンポジウム、セミナーなどを開催いたしました。
◆国民へ理学療法(士)を広くアピール 公益性の視点
広報的な活動、理学療法(士)の啓発活動の一環として市民公開講座・シンポジウムを企画しました。当時の文化庁長官でありました故河合隼雄先生による記念公開講座「教育-大人が変わらねば」、公開シンポジウム「高校野球選手の傷害予防」を開催し、合計2,000名という多くの市民がご参加くださり、理学療法(士)を広くアピールすることができました。
緊急企画として、阪神・淡路大震災(平成7年1月17日)に対応した兵庫県士会、新潟県中越大震災(平成16年10月23日)に対応した新潟県士会、福岡県西方沖地震(平成17年3月20日)に対応した福岡県士会から「大震災時における理学療法士の活動」を報告いただきました。理学療法士による公益性の高い活動実績をアピールすることができました。
公益社団法人 大阪府理学療法士会
第40回日本理学療法学術大会 広報局学術誌部長
尾谷 寛隆
大阪府理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る