2012年
学術大会
兵庫県理学療法士会からのメッセージ 思い出レポートを年ごとに見る
第47回日本理学療法学術大会
大会テーマ 「プロフェッション! 新たなるステージへ」
棏平司・前兵庫県理学療法士会長の熱い思いによって事業担当に手を挙げたものの、その年は誘致することができなかった。その時の関係者の落胆ぶりは言うに言われぬほどであったが、翌年の誘致に成功し、新たな意識での再出発となった。
実行委員会では様々な企画が検討され、各委員の思いや要望、期待などをふんだんに盛り込んだ学会プログラムを立案することを目指した。まず、3日間に及ぶプログラムでは、特別講演をはじめシンポジウム、各種セミナーなどあらゆる企画をテーマに関連付け、最終日にテーマの総括を行うというストーリー性を含ませた。次に、アナライザーシステムを導入したシンポジウムや新人会員に対する1分間のプレゼンテーションを設定した“インデクシング”などの新企画も採用することにした。さらに、機器展示会場に隣接して、兵庫の地域性を生かした飲食店の出店を依頼し、“グルメアベニュー”を構築したことなどがあげられる。これらの努力の甲斐あって、8千名を越す参加者が集い、そして多くの参加者から賞賛のことばをいただいたことは、いまでも誇りに感じている。
当学術大会が成功裏に終わることができた要因には、兵庫県理学療法士会会員の誠実な人柄、真摯な態度、懸命に努力する姿勢があったと思われる。特に、当日の運営は現場を担当するスタッフに任されるわけであるが、各部署の責任者の指示の下、適切な作業と円滑な対応が行われたことに感心した。改めて兵庫県理学療法士会員の団結力の強さとチームワークの良さを感じるとともに、兵庫県理学療法士会の気質が受け継がれていることにたいへん感激したことが思い出される。
一般社団法人 兵庫県理学療法士会
第47回日本理学療法学術大会 大会長
八木 範彦
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