山形県理学療法士会
士会の紹介
山形県は全国第9位の9,323km²の県土面積を有し、置賜、村山、最上、庄内の4つの地域に大きく区分され、それぞれ医療圏を形成しています。特徴は、一般世帯の平均人員、3世代同居率及び自動車所有台数が全国ランキング第1位であり、65歳以上の世帯員のいる世帯割合と共働き世帯割合が第2位です。また県民性は、地味でおとなしいのですが、勤勉で粘り強く黙々と仕事をします。女性も素直で辛抱強く、根性のすわった働き者というタイプです。
そのような特徴から、誇れることに組織率99%の高さがあります。また、活動への参加率も高く、宿泊の新人歓迎会への参加率は100%、今年の学術大会参加は会員の45%、定期総会の参加にいたっては、委任状を含めて71%の出席を得ています。
当会では、日々の理学療法の内容と効果を説明することができるように、症例検討を中心にした支部活動や、学術大会における症例報告を充実させる取り組みを行なっています。また、今年から専門領域推進部を改編し、各領域の会員が自ら勉強会や研修会を企画・運営し、自ら必要な勉強を行なう自己研鑽により、専門理学療法士・認定理学療法士を目指すことができるように環境を整備中です。
これまでの士会活動を振り返って
山形県理学療法士会は昭和47年10月1日に創立され、5名の会員により活動が始まりました。草創期には、全会員が活発な研修会活動を続けながら、地域に対してリハビリテーションの理解や理学療法の定着に尽力し、理学療法士の県内での確保に力をそそいでいた時期でした。
昭和61年には山形県理学療法士会会誌を創刊しました。また、平成4年には山形県理学療法士学会を開始し、広域的に学術活動を展開し始めました。
さらに発足30年目の平成14年の会員数は246名となりました。この時期、会員数の増加を背景に公益的活動に力をそそぎながら、平成14年には第37回日本理学療法士協会全国研修会を成功裏に収めることができました。そして、平成18年には法人化を成し、平成21年には一般社団法人山形県理学療法士会へ移行しました。
平成25年2月9日には、創立40周年記念式典を、ご来賓41名のご臨席と236名の会員の出席により開催しました。創立から40年の時を経て当会の足跡を振り返り、これから先の未来に思いをはせるひとときでした。
現在(平成27年8月)では会員数が800名を超えましたが、地域包括ケアシステム構築に向けた対策と同時に、人材育成の取り組みとして、支部活動や専門領域推進活動を進めております。
士会の今後に向けて
理学療法士会の役割のひとつには、理学療法を必要としている人に、質量ともにしっかりと理学療法が提供できる環境を整備することであると思います。高齢者、あらゆる疾患や障がいのある方に対応できる理学療法士であり続けるために、必要な勉強会や研修会により研鑽を積み、職能の面においても我々の貢献できる内容を説明していきたいと思います。会員が自らの資質の向上を実感し、対象者からもさらに信頼を得るような活動を作り上げていきたいと思います。
今年、会員数が800名を超え組織としての力は充実してきました。全会員の力を結集してさらに山形県の保健・医療・介護・福祉への貢献に資するように、努力を続けます。
会長 高橋 俊章
名称 | 一般社団法人 山形県理学療法士会 |
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設立年 | 1972 年(昭和47年) |
会員数 | 773名(2015年4月1日 現在) |
Webサイト | http://www.dream-pt-yamagata.jp/ |
東北ブロック